幼児の鍵盤ハーモニカの導入期|いきなり指番号はNG?楽しく始める5ステップ
●●鍵盤ハーモニカの導入期、何から始める?●●

鍵盤ハーモニカの活動を始めるとき、こんな場面ありませんか?


あ、あるある…!
●●鍵盤ハーモニカが苦手!と感じるのはなんで?●●
よくある進め方として、
・使い方を説明する
・姿勢や口の当て方を教える
・指番号を教える
・曲を弾く
最初が肝心だから、とにかく扱い方やルールを伝えないと!
…と、椅子にきちんと座らせて授業のように進めてないですか?
でも、子どもにとって鍵盤ハーモニカは
はじめて出会う楽器。
まだ
・どんな音が出るのか
・どうしたら音が変わるのか
・そもそも楽しいのか
何もわからない状態です。
そんな中でいきなり
「1の指はここだよ」
「正しく弾こうね」
と言われると、
・難しそう
・よくわからない
・なんかやりたくない
こう感じてしまうことも。
●●まずは鍵盤ハーモニカと仲良くなることで、意欲的にデビューできる!●●
大事なのは、
いきなり”ちゃんと弾く”を求めないこと。
まずは
「音っておもしろい!」
「もっとやってみたい!」
という気持ちを育てることが大切です。
この気持ちがあることで主体的に取り組む姿につながますよね。
●●子どもが夢中になる導入5ステップ●●
保育の現場で実際に取り組んできた流れを紹介します。
ポイントは無理なくステップアップできる”導入の順番”です。

① まずは仕組みを知る

最初は演奏ではなく、鍵盤ハーモニカへの興味から。
「どうして音が鳴るんだろう?」
「なんで音が変わるの?」
と問いかけながら、
・息で音が鳴ること
・鍵盤で音が変わること
を伝えていきます。
まずは
「やってみたい!」
と思ってもらうことが大切ですよね。
★「大切に扱うこと」はここで知らせておく★
仕組みを見せたうえで、
「中の板(リード)が壊れると、音が鳴らなくなるよ。」
と理由を伝えたうえで、
ぶつけない・落とさない で使うよう知らせていきましょう。
② どんな音が出るか吹いてみよう!

次は、
「どんな音が出るかやってみる?」
と誘いかけ、
好きな音をみつけてみよう!と
音探しタイム★
・高い音はどこ?低い音は?
・強く吹いたら?弱く吹いたら?
まずはいろいろな音を試し、
興味・関心を高められるようかかわっていきます。
③ 楽器で“おはなし”してみる

②で見つけた”好きな音”を1つ決めて、
「音でおしゃべり」にチャレンジ。
好きな食べ物など、テーマを決めて、
順番に吹いてみて、
「なんて言っているかな?」とクイズ大会をするのも楽しいです。
1音を決めて、息を吹き込み「おしゃべり」することで、
・息の使い方
・タンギング(トゥ・ドゥ)
を無理なく経験できます。
★「お約束」★

★「お約束」はこの段階で伝えるのがオススメ!★
「なんて言っているかな?クイズ」に取り組む前に、
鍵盤ハーモニカ活動でのお約束を伝えておきましょう。
「人の演奏や話を聞くときはホースを置く(吹かない)」
「みんなで演奏するときは、よく聴いて合わせる」
(合奏時のホースをくわえる合図等もこの時伝えるといいですね◎)
「みんなで鍵盤ハーモニカをするときのお約束」として伝えておくことで、楽しみながらも
”聞くときは聞く”雰囲気を保ちながら、
活動をすることができます。
④ 音の名前に出会う(ド探し)

ここでやっと「ドレミ」が登場。
「さっきいろんな音を出したよね。
実は、みんなが吹いていた音には名前があるんだよ」
という流れで入ると◎
私はよく
「ドのおうちはどーこかな?二つのお山(=黒鍵)の左側♪」
伝えていました。
★鍵盤ハーモニカや合奏の活動で、いきなり「ドレミ」を伝えるよりも、日常の遊びで音の高低に親しむのが◎
⇒音の高低に親しむ「ボディサイン」の活動例はこちらから★
→保育で使える無料音階カードあり!「ドレミの歌」&ボディサインで音の高低が自然に身につく音あそび
⑤ 「弾きたい」が出てきたら指番号へ

ここで「音の名前」や「楽譜」を紹介します。
「音には名前があって、
いろんな音が組み合わさって「歌」や「音楽」になるよ。」
と子どもたちが知っている歌の楽譜(チューリップや
とんとんひげじいさんなど)を見せてみましょう。
ここまで来ると、子どもから
「やってみたい!」
「弾けるようになりたい!」
という声が出てきます。
このタイミングで、指番号を知らせます。
「楽譜に数字が書いてあるよね。
『指番号』といって、どの指で鍵盤を押さえたらいいか
書いてあるんだよ。」
と伝えてもいいかと思います。

正しく使えるように、弾けるように…と、
一番最初に「約束」や「使い方」「指番号」を
教えたくなるところですが、
子ども自身が鍵盤ハーモニカに興味をもち、
「弾いてみたい!」という気持ちをしっかりもったタイミングで、
ルールを伝えていくことで、音楽を楽しむ姿勢はもちろん、
その後の練習への意欲も大きく変わってきます。
●●子どもも先生も楽しく鍵盤ハーモニカデビューをしよう●●
鍵盤ハーモニカの指導で大切なのは、
「弾いてみたい!」というワクワクした気持ちをいかに育てるか。
子どもたちにとっても、先生にとっても
「楽しい鍵盤ハーモニカの時間」になりますように。
●●すぐに使える導入セット、作成しました!●●

今回紹介した流れを、
・そのまま使える掲示用イラスト
・ゆびの体操から1指~5指まで無理なくステップアップできる楽譜8曲(鍵盤ハーモニカ・ピアノ伴奏)
・ピアノ伴奏音源(MP3)
の導入パーフェクトセットとして作成しました!
「無理なく楽しみながらステップアップできる鍵盤ハーモニカ活動をしたい」
「昔から変わらず園にある楽譜を使っていたけど、この機会に見直したい」
「準備に時間をかけず、鍵盤ハーモニカの導入をしたい!」
そんな方は、ぜひチェックしてみてください。

