幼児の鍵盤ハーモニカの導入期|いきなり指番号はNG?楽しく始める5ステップ


鍵盤ハーモニカの導入期、何から始める?

鍵盤ハーモニカの活動を始めるとき、こんな場面ありませんか?

鍵盤導入

あ、あるある…!

鍵盤ハーモニカが苦手!と感じるのはなんで?

よくある進め方として、

・使い方を説明する
・姿勢や口の当て方を教える
・指番号を教える
・曲を弾く

最初が肝心だから、とにかく扱い方やルールを伝えないと!
…と、椅子にきちんと座らせて授業のように進めてないですか?

でも、子どもにとって鍵盤ハーモニカは
はじめて出会う楽器。

まだ
・どんな音が出るのか
・どうしたら音が変わるのか
・そもそも楽しいのか

何もわからない状態です。

そんな中でいきなり

「1の指はここだよ」
「正しく弾こうね」

と言われると、

・難しそう
・よくわからない
・なんかやりたくない

こう感じてしまうことも。


まずは鍵盤ハーモニカと仲良くなることで、意欲的にデビューできる!

大事なのは、

いきなり”ちゃんと弾く”を求めないこと。

まずは

「音っておもしろい!」
「もっとやってみたい!」

という気持ちを育てることが大切です。

この気持ちがあることで主体的に取り組む姿につながますよね。


子どもが夢中になる導入5ステップ

保育の現場で実際に取り組んできた流れを紹介します。
ポイントは無理なくステップアップできる”導入の順番”です。

鍵盤導入ステップ5


① まずは仕組みを知る

鍵盤ハーモニカの仕組みと扱い方

最初は演奏ではなく、鍵盤ハーモニカへの興味から。

「どうして音が鳴るんだろう?」
「なんで音が変わるの?」

と問いかけながら、

・息で音が鳴ること
・鍵盤で音が変わること

を伝えていきます。

まずは
「やってみたい!」

と思ってもらうことが大切ですよね。

★「大切に扱うこと」はここで知らせておく★
仕組みを見せたうえで、
「中の板(リード)が壊れると、音が鳴らなくなるよ。」
と理由を伝えたうえで、
ぶつけない・落とさない で使うよう知らせていきましょう。


② どんな音が出るか吹いてみよう!

鍵盤ハーモニカ音探し

次は、

「どんな音が出るかやってみる?」
と誘いかけ、
好きな音をみつけてみよう!と
音探しタイム★

・高い音はどこ?低い音は?
・強く吹いたら?弱く吹いたら?

まずはいろいろな音を試し、
興味・関心を高められるようかかわっていきます。


③ 楽器で“おはなし”してみる

②で見つけた”好きな音”を1つ決めて、
「音でおしゃべり」にチャレンジ。

好きな食べ物など、テーマを決めて、
順番に吹いてみて、
「なんて言っているかな?」とクイズ大会をするのも楽しいです。

1音を決めて、息を吹き込み「おしゃべり」することで、

・息の使い方
・タンギング(トゥ・ドゥ)

を無理なく経験できます。

★「お約束」★

鍵盤ハーモニカのお約束

★「お約束」はこの段階で伝えるのがオススメ!★

「なんて言っているかな?クイズ」に取り組む前に、
鍵盤ハーモニカ活動でのお約束を伝えておきましょう。


「人の演奏や話を聞くときはホースを置く(吹かない)」
「みんなで演奏するときは、よく聴いて合わせる」
(合奏時のホースをくわえる合図等もこの時伝えるといいですね◎)


「みんなで鍵盤ハーモニカをするときのお約束」として伝えておくことで、楽しみながらも
”聞くときは聞く”雰囲気を保ちながら、
活動をすることができます。


④ 音の名前に出会う(ド探し)

ここでやっと「ドレミ」が登場。

「さっきいろんな音を出したよね。
 実は、みんなが吹いていた音には名前があるんだよ」

という流れで入ると◎

私はよく

「ドのおうちはどーこかな?二つのお山(=黒鍵)の左側♪」

伝えていました。

★鍵盤ハーモニカや合奏の活動で、いきなり「ドレミ」を伝えるよりも、日常の遊びで音の高低に親しむのが◎
⇒音の高低に親しむ「ボディサイン」の活動例はこちらから★
 →保育で使える無料音階カードあり!「ドレミの歌」&ボディサインで音の高低が自然に身につく音あそび


⑤ 「弾きたい」が出てきたら指番号へ

ここで「音の名前」や「楽譜」を紹介します。

「音には名前があって、
いろんな音が組み合わさって「歌」や「音楽」になるよ。」
と子どもたちが知っている歌の楽譜(チューリップや
とんとんひげじいさんなど)を見せてみましょう。

ここまで来ると、子どもから
「やってみたい!」
「弾けるようになりたい!」

という声が出てきます。

このタイミングで、指番号を知らせます。
「楽譜に数字が書いてあるよね。
 『指番号』といって、どの指で鍵盤を押さえたらいいか
 書いてあるんだよ。」
と伝えてもいいかと思います。

正しく使えるように、弾けるように…と、
一番最初に「約束」や「使い方」「指番号」を
教えたくなるところですが、
子ども自身が鍵盤ハーモニカに興味をもち、
「弾いてみたい!」という気持ちをしっかりもったタイミングで、
ルールを伝えていくことで、音楽を楽しむ姿勢はもちろん、
その後の練習への意欲も大きく変わってきます。



子どもも先生も楽しく鍵盤ハーモニカデビューをしよう

鍵盤ハーモニカの指導で大切なのは、

「弾いてみたい!」というワクワクした気持ちをいかに育てるか。

子どもたちにとっても、先生にとっても
「楽しい鍵盤ハーモニカの時間」になりますように。


すぐに使える導入セット、作成しました!

今回紹介した流れを、

・そのまま使える掲示用イラスト
・ゆびの体操から1指~5指まで無理なくステップアップできる楽譜8曲(鍵盤ハーモニカ・ピアノ伴奏)
・ピアノ伴奏音源(MP3)

  の導入パーフェクトセットとして作成しました!

「無理なく楽しみながらステップアップできる鍵盤ハーモニカ活動をしたい」
「昔から変わらず園にある楽譜を使っていたけど、この機会に見直したい」
「準備に時間をかけず、鍵盤ハーモニカの導入をしたい!」


そんな方は、ぜひチェックしてみてください。

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