Audacity:拍がズレないつなげ方のコツ―保育の音源編集―

「曲が長いから途中をカットしたい」
「子どもが動きやすいようにテンポを揃えたい」
そんな時に便利なのが、無料の音声編集ソフトAudacity(オーダシティ)✨


→Audacityの基本操作はこちら▶保育士の音楽編集:Audacity(オーダシティ)でかんたん曲編集♪

カットや曲をつなげる編集ができるのはありがたい!
でも、拍がずれてしまうと踊りにくい…
ぴったり合わせるのって意外と大変で💦


→そこで今回は拍がズレにくい編集方法をスモールステップで解説します!


カットの基本操作

▶ マウスでカットしたい部分を選ぶ

  1. 編集したい音源ファイルをAudacityで開きます
  2. 「選択ツール(Iマークのアイコン)」をクリック
  3. マウスをドラッグして、波形の中からカットしたい部分を選びます


波形で拍を見つけるコツ

  • 音の始まりは「波が大きく立ち上がる」ところ
  • 波形の山(ドン・パンなどの強い音)を目安にすると拍が揃いやすい
  • 曲を再生し、耳で確認しながら波形を確認

🔍 拡大表示(虫眼鏡ツール)を使うと、より正確に波の形が見られます

◎下部に表示されるタイムバーの「秒数」を保存しておくと、後で編集しやすいです!
→「選択」→「カーソル位置を保存」からも保存できます。


テンポ(BPM)を調べよう

BPM説明

BPMってなに?

BPM(Beats Per Minute)=1分間に何拍あるかというリズムの速さを表す数値
例:BPM120なら、1分間に120拍(=2秒で4拍)

▶ BPMを調べるには?

  1. 下記のようなBPM測定サイトを使います
     例:BPMカウンター https://bpm.mononichi.com
  2. 曲を再生しながら、拍に合わせてスペースキーやボタンをクリック!

◎「だいたいの速さ」がわかればOK!完璧に一致しなくても大丈夫です。


リズムトラックを作って拍に合わせる

Audacityには「リズムトラック」という機能があります。これを使えば、一定のテンポで音が鳴る補助線のようなものが作れます。

▶ リズムトラックの作り方

  1. メニューの「ジェネレーション」→「リズムトラック」を選ぶ
  2. BPMに調べた数値を入力(例:120)
  3. 拍子や小節の長さも必要に応じて調整(4拍子なら4/4)

💡再生してみて、メインの音源とリズムが合っているかを確認!


伴奏が揺れてるときは「手拍子録音」で拍をそろえる

録音したピアノや楽器伴奏は、微妙にテンポが揺れていることもありますね。
そんな時は手拍子を録音して、視覚的に拍を揃える方法もおすすめ!

▶ 手拍子を録音するには?

  1. Audacityで音源ファイルを開く
  2. メニュー「トラック」→「新しいステレオトラック」または「新しいモノラルトラック」を選択
  3. 録音ボタン(赤い●)をクリックし、音源を再生しながら手拍子を入れる!
    →私はよく鉛筆で机をたたいています♪
     高く響く音の方が波形がしっかり出ます。
    →もしも波形小さく見えにくい時も調整可能です。

◎できた手拍子の波形を目印にして、カットや編集をすると拍がズレにくくなります!


うまくできないときは「フェード」で自然につなぐ

フェードインとフェードアウト

再生してみて「なんか不自然…」というときは…

  • 「効果」→「フェードイン」「フェードアウト」を使う
     → 前後をぼかして自然なつなぎに!

マスターすれば、子どもの実態に合わせて音源が自由自在✨

  • 波形をよく見て、リズムの山を目印にカット!
  • BPMを調べて、リズムトラックを設定したり、や手拍子録音で補助すると編集しやすい☆
  • 完璧に合わせようとせず、フェードでごまかしてOK!

慣れてきて、一発でピタッと合うとすごく嬉しくなります(笑)
マスターすれば、運動会や発表会での曲のアレンジも自由自在✨

ぜひチャレンジしてみてくださいね(^^)/

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